先日、ネットでこんな記事を見つけた。

「H&M」日本第1号店の銀座店が閉店へ、10年間営業

H&M銀座店が2018年7月16日に閉店するというものだ。FOREVER21原宿店が2017年10月15日に閉店してからたったの9か月。世界中に数えるほど店舗がある中、銀座店が閉店したところで騒ぐほどのことでは無いし、ユニクロを展開するファーストリテイリングは相変わらず好調だし、アパレル業界に陰りが見えてきたという安易な結論付けは出来ない。出来ないけど…アパレル業界も少しづつ潮目が変わってきているのではないか?僕はそう感じる。

 

 

なぜアパレル業界の潮目が変わったと感じるか?

「アパレル業界の潮目が変わった」僕がそう感じるのには先述のH&M銀座店閉店の話題の他に2つある。1つはセールの売上。もう1つはZOZOスーツの登場だ。百貨店のセール売上の伸びは芳しくない。そもそも大量に服をつくり売れ残ったら安くして捌く、という流れに限界があるのではないか。本当に洋服が好きな層以外はセール品狙いの客層も確実に存在する。プロパーで売れる服も安くなるまで待つとなるとセールは本末転倒となるし悪循環だ。しかし服を一着一着受注生産することは難しくどうしても大量生産→セール、という流れは変えにくかったと言える。

そこに来てのZOZOスーツの登場。開発段階で色々難しい部分があったらしく、当初の近未来的なデザインから水玉のスーツになった。この時は批判する層もかなりいたけれど、ZOZOスーツは本当に画期的なスーツだと感じる。Tシャツ、デニムパンツはもちろん、採寸がシビアなオーダーメイドスーツやシャツも作れるという。しかも1点1点受注生産で無駄が無く、在庫を抱えるリスクも無い。出来た服の顧客満足度は言わずもがなだろう。「ZOZOは本当に世界を狙える企業になりうるのではないか?」と感じる。大量生産・大量消費の時代から着実に世界は変わってきている。個人にフォーカスしてその人だけの世界に1つだけのオーダーの服をつくる。それが職人の手を必要とせずテクノロジーで完結するというのはとても素晴らしい。